今回は、20年5月に行ったPCVホースの交換時に発生、発見したトラブルの補修作業となります。内容は、タービン吸気側のダクト交換と遮熱カバーのブラケット交換です。
遮熱カバーのブラケット。
BC.BF用は廃番のため、インプレッサ用を入手。番号は違いますが、全く同じものです。
予定にはありませんでしたが。エアフロー直後の90゜エルボも入手できたので、ついでに交換しました。メーカーでは、ブーツAと言うらしい。
タービン吸気側のダクト。廃番のためインプレッサ用を手配。ニップルが1つ多いのですが、塞げば使えると思い手配してみました。
メーカーではブーツBと言うらしい。
ダクトの新旧比較。左が新品ですが、余分なニップルは、旋盤で削ったプラグで塞いであります。その他の取り合は全く同じなので、まずは予想通りかと。
90゜エルボの新旧。右策が新品。
なんの差異もありません。
遮熱カバーブラケットの新旧。言うまでもなく右側が新品。交換前に耐熱塗料をスプレーしてあるので、外観は黒色です。
タービン吸気側ダクトの交換完成状態。
余分なニップルは、うまい事避けてくれたので、なんの支障もありませんでした。
ついでなので、中古で買ったICSVも交換してみました。右側が交換用の中古品。ポートの形状が、ちょっとだけ違う様ですが気にしない事とします。
押し込む際、スリットからグリースがはみ出しますが気になる場合はテープを巻いておくと良いかと思います。押し込む時は、ミッション側のベロを押しながら回転させてやると、グリースの通りが良いように感じました。
更についでなので、ミッション側メーターケーブルのグリースアップもしてみました。
ワイヤークリップを外して、グリースを詰め込む。接続部内径が11mmなので11mmのドリルのシャンク側で押し込む。
前述の作業を2回くらい繰り返すと、反対側から新しいグリースが出て来ました。これにてグリースアップ完了。
<作業後記>
前回の作業で破損させてしまった部分や、新たに発見したトラブルのリカバーを実施したわけですが、当日は快晴の炎天下での作業でしたので必要以上に疲れてしまいました。
今回一番の懸案はタービンダクトの交換でしたが、当車用の部品は廃番で他車用を使用することとしましたが、これは完全な見切り発進。ニップルの数が多いのは分かっていましたが、他の取り合いが違っていたら、丸っきりの無駄。たぶん大丈夫だろうと思ってはいましたが、結果としては問題なし。これで一安心。割れてしまったダクトも補修状態で使用を続けていましたが、外してみると特に問題はなく、アルミダクトテープもなかなか役に立つものだと感じました。それにしても新しいダクトは、柔軟性があり、とても柔らか。硬くなったダクトに慣れ切っていたため、まさに感動物と言ってもいいかも。
 ついでですが、中古のメーターケーブル(アッパー側)が入手できたので交換しました。
中古とは言え、自車よりは走行距離が短いようで、40km付近でのメーター針の振れが無くなり、とても気分は良いです。ちなみに、入手した中古ケーブルはインプレッサのSTIバージョン用で型式は37410FA020かと思いますが、海外仕様なので詳細は不明です。ISCVとエアフローメーターも中古品と交換しましたが、特に支障はありません。アイドルが変化するかと思っていましたが、750rpmで安定しており無調整。
ひさびさに普通の走りが出来るようになったかと思います。