愛車LEGACYについての雑談です
<なぜ LEGACY?>
 以前は日産のサニ−KHB11に乗っていました。今をさかのぼる事10年前、平成4年2月の事でしたか、サニ−のクラッチが滑りだしました。前の交換したのが3年程前、もちろんDIYでしたが今回はどうしよう?クラッチだけでなくブレ−キパッドも残り少ないし・・・。費用は4万円位で足りるかな?でも、ボディ−も錆びて穴開いてるし、もうそろそろ乗り換えようか?そんな考えが頭をよぎりはじめました。
 
 じゃぁ次は何?お金出すのは自分だし選ぶのは自由です。いろいろな妄想とドス黒い欲望の波動が全身に満ち溢れるとはよく言ったものですね。皆さんも経験あるのでは?
 このとき候補に挙がった車種はと言えば以下の通り
ギャラン VR−4
アルファロメオ 2000TS
RX−7(丁度この頃出た新型)
ランチア・デルタHFインテグラ−レ
LEGACY・ツ−リングワゴン
 見ての通り何の共通性もありません。いろいろ検討してみた結果、RX−7に的を絞ってディ−ラ−に行ってみると納車まで半年かかると言われました。あと半年もサニ−が走るかどうか怪しいです、ヘタをすればクラッチの交換をしなくてはなりません、そうなればもはや乗り換えの理由もなくなってしまいます。せっかく乗り換える気になっているのですから後には引けません。と言う訳でRX−7はボツとしました。

 ここで急浮上してきたのがLEGACYなのですが、セダンかワゴンかの問題があります。自分はヘタながらもバンドをやっているので荷物運びは日常茶飯事なので、即ワゴンに決定しました。本当はセダンの方がカッコイイのですが・・・今もそう思っています。

 ワゴンに決まったところでグレ−ドは?なにしろ初めてだらけの車です。2000cc水平対抗のエンジン(1800ccもありますけど)、4輪駆動、パワ−ステアリングも付いてる!タ−ボチャ−ジャ−なるものにも興味がありましたからとりあえずGTに決定し、ミッションはMTとしました。(この当時、私はまだATの使い方を知らなかった)BF5−GTの5速MT仕様は受注生産だったんですね、後で知りました。



  購入後日談

 実は私、BF5がマイナ−チェンジしている事を知りませんでした。購入後、街ですれ違うレガシ−を見ると何か雰囲気が違います。よくよく見るとライトの形が違う!ここの来て初めてマイチェンに気付いた訳です、結構いいかげんな買い物してます。又、自分ではマイナ−な車を買った気でいましたが、LEGACYツ−リングワゴンってこの分野では一番メジャ−な存在だった様ですね。
<初めて乗ったLEGACYは?>
 初めて乗った時の印象はと言えば、まずドアの開閉音が違いましたね。前の車と比べると重厚な音がします、なんとなくうれしい音でした。エンジンをかける時の振動もいいですね、わずかに左右に振られる感じが新鮮でした。ハンドルも軽いです!さすがパワステお見事です、クラッチも軽いですね、故障しているのかと思ったくらいです。でもちゃんと切れているので正常なのでしょう、機械式とはえらい違いです。

 ではここでボンネットを開けて見ましょう。オルタネ−タが特等席に座しているのがすぐ目につきます、ベルトの張り調整はしやすそうでいいです。バッテリ−がすごく大きく見えます、実際大きいですけど(前車比)値段も張りそうですがまぁ良し。
 オイルフィルタ−が見えないけど一体どこに?車体の裏をみるとエンジン真下にフィルタ−があります。これならフィルタ−交換も楽に出来そうです、真下に外せばいいわけでから・・・。

 実走行はどうでしょうか?はっきり言って驚きました。ハンドリングが全然違うんですね、いつも通りにハンドルを回すと必要以上に内側に入り込んでいきます、ハンドルが軽いせいなのでしょうか?FFと4駆の違い?とにかく気を付けないと危なそうです。
 車体重量で言えば前車に比べ500kg以上重いのですが、走りは逆に軽快そのものと言った感じです。出力が2.5倍位違うのですから当たり前なのでしょうけども。フル加速もすごいですね、頭の血が引いていくのが判ります、いままでには無い感覚です。クセになると結構危ないでしょうか?ほどほどに楽しんで終わりにしときます。
 高回転時の振動は非常に少ないです。それこそいつ壊れるのか判らないと言った感じがします、水平対抗エンジンはバランスが良いとの事でしたが本当のようです。定速走行時の排気音も独特のものがあります、リズム感のあるサウンドと言って良いのでしょうか?
妙に心地良いものありました。
 しかし、当然のことながらいい事ばかりではありません悪い事もあります。まず、燃費のことでしょうか。満タンで400km程度しか走りません、前車なら満タンで500km以上は走りました、しかもハイオク仕様ですから馬鹿に出来ません。排気量や過給の違いを考えればしかたないのですが、この当時ハイオクは130円位してましたから財布に厳しい車と言えるでしょう。あと車体が重いのも敵いませんメンテの際、持ち上げるのが一苦労です。以前から使用しているジャッキでは完全に役不足となってしまいジャッキを新調することになりました。

 何はともあれ、あれから10年。苦楽を共にしてきたレガシ−の今後の人生はいかに?
設計寿命40万kmと言われるこの車、まだ半分も来ていませんが、残り24万km共に歩んで行きたいと思います。

 PS:サニ−KHB11ですが、LEGACY納車の日、自動車屋さんの人に引き取られて行きましたが、それに先立ちキレイに洗車し、ジュ−スで乾杯して別れを告げておきました。合掌