当車に限らず、古い車両では、ゴム部品の劣化に悩ませられる事とと思います。カウルパネルのゴムシールが劣化してしまい、允に見苦しい状態となっていましたが、代替品のメドがついたので、パネルをリフレッシュさせることとしました。
パネルの前方部分は、ボンネットのシール
と共に固定されているので、まずはシール
を分離。ピンが折れるかと思いましたが、無事でした。
パネルの後方は、前方同様にピンで固定されていますが、見えないのでウィンドシールド側からヘラを差し込んで、ピンの有りかを探して、テコの要領で持ち上げて分離。
パネルの両サイド部はピン式ではなく、Y字型のクリップで固定されていました。ピンの破損はありませんでしたが、Y字型のクリップは 1つ折れてしまいました。 取り外したカウルパネル。
ゴムシールはボロボロで色も褪せており、実に見苦しい状態です。
車体側はといえば、約30年分のホコリが溜まっています。でも、予想していたよりはマシだったと思います。
とりあえずは、水洗いをしてキレイな状態となりました。パネル取付のピンは無事でしたが、相手側のカップ状のパーツは、ほぼすべて割れてしまったので全数交換となります。
パネルの裏側とボンネットシール及びワイパーアーム。ワイパーアームもヒンジ部のガタがひどくて、まともに拭き取りが出来なくなりつつあります。これも交換品を探さないといれません。 パネル再生の第一段。キレイに洗った後、落ちない水アカ等をペーパーで研磨。半ツヤ消しのブラックで塗装して完了。
パネル再生の第二段。ゴムシールの再生。用意したのはコレ。車種は不明ですが、スバル純正 プロテクタ,リヤ ガーニツシユ91713VA002。ただし、長さは不明なので2本購入。1本945円也。 シール部の断面比較。
右が旧品ですが、形状は全く違います。
まぁ、スキマが埋まれば良いのでこれで良しとしておきます。
前述となりますが、取り付け部品の受け側部品をすべて交換しますが、先ずはコレ。
ストツパ,フロント ウインドロア
65022AA090は廃番だったので代替品で 650 22AA010を2ケ購入。黒いのが代替品ですが、形状が違います。ガラス下に入り込むベロ状の部分が追加されていました。このままでは単純に差し込むことはできません。切り取って使おうかとも思いましたが・・・。
新しいシールを張り付けましたが、予想通りに長さがたりませんでした。10センチ位短いので、瞬間接着剤でつなぎ足して間に合わせます。残った部分は次回の交換用に使えるでしょう。
65022AA010は、この角穴に差し込みますが
・・・。ベロが邪魔して入りません。
ベロ部分にラバーグリースを塗布して、滑りを良くした状態で横向きにセット。まだ角穴には嵌っていません。
ベロがガラス下に入る様にしつつ、右回転。
うまい具合に回ってくれました。この後、木片を当てて、ショックレスハンマーで角穴に叩き込みました。
セット完了。一時は肝を冷やしましたが、どうにか取付できました。
次はコレ。クリップ,カウルトップ
91167AA000 数量は5ケ。
5か所、丸穴に差し込むだけなので、コレは簡単に作業できました。
カウル前方を固定している、受け側の部品。
一見まともに見えますが、全て底が抜けていました。
用意したのは、クリップ,キャップ C 91167AA040  数量8ケ
パネル両サイドのクリップの1つが破損してしまったので、クリップ,カウル パネル
91167AA060を2ケ用意。色は違いますが同じものでした。 
パネルを外すついでなので、ワイパー軸のシールも交換してみます。ナットはSUS製に交換してあります。