続・小さい水平対向
今度は本当に水平対向
わたしの手持ちのレガシ−EJ20以外の水平対向エンジンをご紹介します。今回ちょっと長いです。
O.S.  Pegasus320
      [FF320]
このエンジンは、OSが世界に誇る豊富なエンジン製造経験から生まれた数々のすぐれた技術を結集して生産された、本格派4気筒4サイクルエンジンです。水平対向エンジンによる少ない振動、滑らかな回転、そして実機感あふれるサウンド等、スケ−ル機等のパワ−プラントとして最適です。(メ−カ−カタログより抜粋)
仕様
4サイクルOHV水平対向4気筒グロ−点火式エンジン
ボア・・・27.7mm
ストロ−ク・・・22.0mm
総排気量・・・13.26cc×4 (53.04cc)
実用回転数・・・1800〜8500rpm
重量・・・2190g(ラジアルマウントを含む)

点火方式・・・グロ−式 (いわゆる焼玉エンジン)
使用燃料・・・グロ−燃料 (アルコ−ルを主体とし、潤滑油と各種添加剤をブレンドしたもの)
プロペラサイズ・・・18×10inch〜22×8inch
エンジン下方より エンジン上方より
前方下より エンジン左側面
ヘッド周辺。VWフラット4と良く似ています、と言うよりは丸っきり同じと言ってもいいかも? エンジン下側。こちらの方が上側に見えますが実は裏側なんです。上下逆向きでの常用運転は出来ません。
インマニから伸びる吸気管とエキパイ。吸気管は真鍮にクロ−ムメッキ、エキパイはSUSのミガキパイプのようでした。 キャブレタ−部
インマニ上に鎮座(本当は下にぶら下がる)しています。黒いフタのようなものはチョ−クバルブで、これを閉じると空気が遮断され燃料のみを吸い上げます。実際にはキャブは下向きなので燃料はタレ流し状態となってしまいますので、給油後のプライミング用として使います。
プロペラ装着状態
20×8inchの木製プロペラを使用します。回転直径50.8cmですけど実際、始動時にはコイツを手で掴んで始動しますから結構コワイものあります。
パッケ−ジ
こんなおおきな箱に入っていました。模型用エンジンとしては破格の扱いでしょう!お値段も破格でしたから当たり前かもしれませんが、その割りには説明書がちゃちなので興ざめします。
ヘッドカバ−を外す。カバ−上のビス3本を外すとカバ−が外れ、ロッカ−ア−ムが現れます。ごくオ−ソドックスなOHV2バルブであります。 エンジンを縦にして同じ部分を見ていますが、この方が自然に見えるのはやはり気のせいでしょうか?エキパイはシリンダ各個に独立した直管タイプです、飛行機ではよく見かけるスタイルと思います。
続いてシリンダ−ヘッドを外して見ましょう。4本のキャップボルトを外す事によりヘッドは外れます、吸気管ごと引き抜く形で外れて来ます。 点火プラグ。シリンダ−ヘッドの上寄りに取り付けられており、先端部に通電、ホディ−ア−スにて回路を形成し、プラグ内のヒ−タ−を赤熱させます。始動後は通電の必要はありません。