エンジンマウントとミッションマウントの交換後、タワ−バ−とインタ−ク−ラ−キャップの干渉が発生するようになったので、これを解決してみました。
★用意するもの
外したタワ−バ−、ディスクサンダ−
各種砥石や回転バフ
画像にはありませんがCクランプ
現状は、タワ−バ−裏側とICキャップが干渉し、かなり削れています。
先ずはロ−タリ−砥石で荒削りします。
干渉部も含め、大きめに削っておきます、
車両に合わせて確認しながら作業する必要があります。
荒削り完了状態。
だいぶ削り込んだようです、2mm強削ったと思います。肉厚の問題もあるので削りすぎには注意しましたが、曲げ荷重はほとんど掛からないと思うので大丈夫でしょう。
荒削りが完了したところで、中仕上げにはいります。ナイロンディスクを使用して荒削りの跡を消してしまいます、レジノイド砥石程の切削力は無いですが、油断してるとゴッソリと行ってしまいますから要注意です。
ナイロンディスク・・・円形のナイロンたわしに研磨剤をからめて固めたようなものです。
サンダ−への取り付けには、専用のラバ−カップとナットが必要なので、別途購入しておきます。右下はサンダ−純正のナットです。
荒削り後のスジが無くなる程度に磨ければ、中仕上げは完了です。エッジやバリも丸めておきます。(画像では仕上げ状態が良く解らないですね。) いよいよ最終仕上げです、バフがけをしてピカピカに仕上げます。サンダ−に回転バフを取り付け、回転させながら青棒を塗りつけてタワ−バ−表面を磨きます。画像のバフは使い込んであるので真っ黒です。切削力はほとんど無いので下地処理は大事ですよ。
バフがけ完了。本当は全体を磨き直せば良いのですが、今回は時間が無かったので次回の機会にまわしておきます。
作業後記
 元々バ−とキャップのスキマが狭く、少しだけ削って使っていましたが、エンジンマウントとミッションマウントを強化品に換えてから干渉が起こるようになってしまいました。
 考えるに、強化品はゴム硬度が高いのでゴムのタワミ量が減少し、エンジン全体が上に上がって来ているものと思います。
 前進時には気になりませんが、リバ−ス時にはかなりの干渉があるようでガタガタと音を発しながらの後退となり、みっともないです。
 リバ−ス時にはエンジンの反トルクにより、前方から見て右回転にエンジンが振られるため、激しく干渉するのだと思います。

 解決法としては、タワ−バ−のベ−ス下に座金等のスペ−サ−を入れ、かさ上げして干渉を防ぐという案もありましたが、既にスペ−サ−を入れているため却下。これ以上かさ上げするとボンネットへの干渉が発生しそうですから・・・   と、いう訳でタワ−バ−を削ってみたわけです。

結果は?・・・さしあたって干渉は無くなったようです。リバ−ス時のガタガタ音もしなくなりました、心配していたキャップの破損もせずに済みそうです。

さて、私の車両においてはマウントの強化に伴い、タワ−バ−の干渉という問題が発生したわけですが、それぞれの車両における個体差があると思いますので、全てのBC・BFに共通の問題とは思いません。又、今回はSTIタワ−バ−での問題ですので、その他のメ−カ−製ではどうなるのかは???です。
 なにかご経験の方、いらっしゃいましたらご一報下さい。

今回、久しぶりのDIY作業でした。干渉が起こって以来、何年も放置していた懸案をクリアしたわけですが、その他のトラブルに波及する前に対策ができて良かったと思います。実を言えば、キャップが干渉を繰り返すうちに勝手に緩んでしまったりと言う問題もありましたからね。緩むと言ってもバ−で押さえられているため、外れはしないのですが・・・。

 「〜と日記には書いておこう」の銘セリフも久々ですが、今日の日記はこれで決まりですか?