2020.11.15
 シートベルトのインジケーターがつきっ放し、又は消えっ放しになってしまうので、スイッチの交換をしてみました。
ボルトを外した後、全体を前方に引き出してやり、先端の電源コネクタを切り離します。
ベルトインナー側、の取りつけ部。
カバーをずらして、ボルトを緩める。
サイズは、なぜかしら、半端な16mm。
ベルトインナーの蓋を外すのですが、ラインヘッドなる特殊なビスが使われています。専用の工具を用意した方が無難さうです。 用意したのがコレ。ラインヘッド用のドライバーです。ビスの頭が4.6mmサイズの対応の品でした。たぶん、もう使わないと思いますが。
交換用に用意したスイッチ。
オムロンの極超小形基本スイッチ D2MQ-1
価格は135円也。
フタを外してみた様子。
 ベルトを差し込むと白い部品が後退し、黄色矢印のピンが、赤矢印のレバーを押し、スイッチのON OFFを行っている様です。
スイッチは、2本のピンで固定されているだけなので、少しこじってやれば外れました。あとは、配線を切ってスイッチを付け替えればOKのはず。前述のレバーはインナー側に付属なので折らない様に注意です。 外したスイッチを見てみると、ブランジャー部が引っ込んだまま戻らなくなっている様でした。中身までは見ませんでしたが、おそらくは、接点部がヘタっているものと思います。
新しいスイッチをハンダ付けしますが、なにぶん、物が小さいためやりにくくて仕方ありませんでした。視力の衰えを痛感する次第ではあります。 ハンダ付け終了。元の状態よりも不格好になってしまいましたが、長時間の加熱は避けたいので、コレで良しとします。
スイッチを元通りに組み込んでフタをすれば完成です。
作業後記
 シートベルトインジケータの異常が発生して、コレを修理しようと思い、インナーのみ購入しようとしましたが、ベルト全体セットでないと販売していないとの事。しかも価格は3万円程度はするらしい。
 そんな話を聞いたのは、今から何年も前の事。今ではシートベルトセットでも売ってはいないだろう。そんな時、海外でベルトセットの出物があったのですが、R HDのドライバー側で未使用品が9000円程度。買ってしまおうかと思いましたが、良く見るとインジケータ用で配線がありません。隠れて見えないだけかとも思いましたが、他の中古品を見ても配線は無し。  どうやら、同年代でも海外では安全基準が違うらしい。当然、見送ったわけですが、このままだと車検も危うくなるやも知れません。

 そんなわけで、スイッチの交換を思い立ったのですが、インナー側の中身を見ないと先に進めません。特殊なドライバーも購入して調べると、小さなスイッチがありました。サイズを測ってから該当の品を探してみると、オムロンの極超小形基本スイッチ D2MQ-1が使えると判明。価格は135円。ベルトセットを買うより断然安上がりな事確定。
 早速スイッチを手配して交換作業を実施しましたが、スイッチが小さいので、ハンダ付けが一番の難所。視力も悪いため良く見えない。一発で決めないとスイッチが焼けてしまうので、ココが一番の難所ではありました。どうにか交換を済ませ、車両に戻しましたが正常に作動するかわかりません。ベルトをせずにスイッチオン、ランプは点灯。ベルトを装着すると消灯。再びベルトを外したら、ランプは点灯。どうやら無事に作業が出来たようです。これでランプつきっ放しとはオサラバできそうです。