久しぶりの作業。
 今回はブレ−キ・ロ−タ−・リアとパッドの交換です。リアのパッド交換は別項で紹介されていますが、ついでなので掲載しておくこととします。あしからず・・・
裏側の様子。プレストと違い、メッキがかかっていないため、錆の心配があります。よって、いつも通り塗装をすることにしました。
今回はプレストの製品はヤメにして、ディクセル製のロ−タ−を使用しました。理由は単に価格の問題だけです。
フロント用のロ−タ−も入手してあったので、いっしょに塗装してしまいます。主剤と硬化剤を混ぜなくてのいいので、手間は掛かりませんが、塗料のノリは悪いです。やはりロ−タ−の塗装には向かないのか?
今回の塗装には1液性の塗料を使いました。ホントは2液性のモノを使いたかったのですが、コレしか入手できなかったので仕方ありません。
塗装完了。筆塗りではムラだらけになるので、途中からエアブラシに変更です。パッドとの摺動面にも塗料が付着しますが、走れば落ちるのでヨシ!とします。ただし、この部分の厚塗りはいけません。
ロ−タ−の内側は、錆止めとしてジンク・リッチを薄く吹いておきました。
話は変わってブレ−キパッド。ロ−タ−と同様にディクセル製のモノを使用。ブレ−キダスト低減仕様品です。ホイ−ルが黒くならないので
助かります。
ディクセルのパッドには1箱に1本づつ、ディスクブレ−キ・グリ−スが付属していました。とても親切なメ−カ−さんと思います。
アテ馬をかませて、タイヤを外したら交換作業開始です。先ずは左側から始めました。
ご覧の通り、スリットはほぼ無くなっています。
右側については、まだ少しだけスリットが残っています。左右のシリンダに圧力差があるのだと思います。
右側のパッド残量。まだ4mmくらいはありました。左側は、ほぼ使用限界の1.5mm程度しか残っていませんでした。 ロックピン取り外し。
締め付けトルクは2±0.4kg−m。
キャリパ−・サポ−ト取り外し。
裏側にある2本のボルトを外して、キャリパ−・サポ−トを分離します。
締め付けトルク5.3±0.6kg−m
ロックピンを外したら、キャリパ−を反転させ、針金で吊るしておきます。
 パッドが減っているので、ピストンがかなり前進しています。
分解状態のキャリパ−・サポ−ト。
分解と言っても、部品は1つだけ。
左と同じモノですが、とりあえず清掃はしてみました。パッドは新品となります。
キャリパ−・サポ−トを外せば、いよいよロ−タ−の取り外しです。手で引っ張ったくらいでは外れてくれませんから・・・ サ−ビスホ−ルに、M6サイズのボルトをねじ込んでロ−タ−を外していきます。本来は2本使うところでしょうが、1本でも外せます。
ロ−タ−を外したところ。
ドラムインディスクタイプなので、内部にはサイドブレ−キシュ−が納まっています。
 今回この部分には手をつけませんが・・・
内部の様子も少し見ておきましょう。
シュ−上部。アンカ−ピン付近。左右に伸びているのがリタ−ンスプリングです。
シュ−下部。
アジャスタ−付近。シュ−とドラムのスキマ調整に使います。真ん中のギザギサのついたホイ−ルを回して調整しますが、実際にはかなり作業しにくいモノがあります。ロ−タ−をセットした後、アジャスタ−をロックするまで回してから3〜4ノッチ戻すとありますが・・・
サ−ビスホ−ルのゴム栓を外してアジャスタ−回せとありますが、ほとんど作業不能です。そこで私は、反則ですが、アジャスタ−を先に拡げてから3〜4ノッチ戻すという方法で作業しています。もちろんドラムとのスキマを見ながらの現合作業です。