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ジンクリッチが乾いたところで、ロ−タ−をセットします。手で押し込んだくらいでは入らないので、いったんホイ−ルを取り付け、ホイ−ルナットを利用して押し込みました。
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ロ−タ−をセット出来たら、キャリパ−を元に戻します。先に出てきたガイドピンを清掃し、グリ−スを塗布しておきます。赤いのがそうです。
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グリ−スはニッサン純正のラバ−グリ−スを使用しました。マニュアルには「ニグル−ブRX−2」とありましたが、他の使用部分と照らし合わせると、ラバ−グリ−スで良いと判断しました。本当か?(背景は初出演、私のヒザです)
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ダストブ−ツの内面も清掃し、ラバ−グリ−スを塗布、ブ−ツを潰さないように注意しながらガイドピンに差し込んでいきます。
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ブ−ツ先端がガイドピン基部のミゾにはまるまで差し込んでやります。ただ差し込むだけなので、不用意に押すと、外れるので頭においておきましょう。ディスクブレ−キの構造はドラム式より簡単ですね。
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さて、リアと同様にフロントもピストンが突出していますので、これを押し戻します。リア編では金づちの柄で戻しましたが、今回は新兵器を使用します。それは・・・
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新兵器!ディスクブレ−キピストンツ−ル。
アストロプロダクツ製、6400円也。
画像のようにセットして、ハンドルを回せばピストンが押し戻されるスグレものです。
たいして使うものでもないのですが、ひとつあると作業能率が段違いですね。ラクチンでした。
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リア編でもお話しましたが、ピストンを戻すとリザ−ブタンクの液面が上昇します。フロントはリアよりもピストン径が大きい上、2ピストンなので、あらかじめ多めにフル−ドを抜き取っておきます。フル−ドはニッサン純正を愛用しています、これはどこに行っても売ってますからね。
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組み立て完了。
ピストンを戻し、パッドをセットしたらキャリパ−を元に戻します。ロックピンを取り付けて完成です。ロックピンの締め付けトルクは4kg・m±0.5です。
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組み立て完了状態をすこし後方より。
この部分だけヤケに派手ですね。
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組み立てが終わったところで、フル−ドの交換を行います。画像は私の愛用しているワンマンブリ−ダ−です。某自動車のバキュ−ム配管とワンウェイバルブを利用したものです。
もう15年以上使っている逸品です(笑)
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フル−ド排出用のニップルはキャリパ−の上部にあります。エア抜きもここから行うわけですね。
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防塵キャップを外して、レンチをセットしたら・・・
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必殺の貧乏ワンマンブリ−ダ−を接続します。
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ブリ−ダ−の出口側をバケツに突っ込んだら準備完了。ニップルを少し緩めて、ブレ−キベダルをゆっくりと踏み込んでいきます。
勢いよく踏み込むとブリ−ダ−が外れるので注意です。
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ペダルを踏むたびに古いフル−ドが排出それていきます。茶色いのが古いフル−ドです、リザ−ブタンクのフル−ドを切らさない様、注意しながら排出を続けていきます。
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フル−ドの交換が済むと画像のようにキレイなフル−ドが出て来るので、この時点で交換終了。4輪全て同様に作業したのち、リザ−ブの液面を確認し作業終了です。ブリ−ザ−ニップルのネジ部からも少しフル−ドが漏れるので、これをクリ−ナ−で飛ばしておきます。
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エンジンを始動し、ブレ−キペダルを踏み込んだまま保持、踏み応えがしっかりあるのを確認し、これと同時にフル−ド漏れの有無をチェックしておきます。異常なしなのでホイ−ルを取り付けます。ナットの締め付けはホイ−ルメ−カ−の指示に従い9kg・mで取り付けました。
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外したロ−タ−を見てみましょう。右が右フロント、左は左フロントです。
表側については、右側はほとんどミゾが無くなってますが、左はまだ残りがあります。
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裏側はと言えば、左右共ミゾは完全に無くなっていました。やはりピストンで押される側の方が減りが早いようですね。
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★キャリパ−ラッカ−のインプレ
これを塗っておくと、錆が来ずにいつまでもキレイな状態を維持しておけます。
ダストが付着しても濡らしたスポンジで擦ればキレイに落ちてくれます。
色は赤・黒・黄・青・銀・金があるようですから好みに応じて塗装しておくといいと思います。
キャリパ−ラッカ−の名の通り、ブレ−キ周り専用なので耐熱性があり、変色はしませんでした。また耐薬品性もあるようなのでブレ−キクリ−ナ−への耐性もあります。ただしクリ−ナ−を噴霧してゴシゴシこすると多少の色落ちはあるみたいですけどね。根こそぎは落ちません。ヒマのある方は一度お試しあれ!
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20kmほど走った状態。
中心付近にはまだ塗料が少し残っていますが、ほぼこそぎ落とされた様です。車から降りると、塗料に焼ける匂いがただよっていました。塗装が落ちるまでの間は、効きがすごく悪いです!周囲と速度に要注意。
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作業後記
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プレストRSディスク、前回に続き今回も使用することとなりましたが、前回の使用インプレとしては、まず第一にスリットの効果についてです。
降雨時の制動力を期待しての装着でしたが、結局のところ大雨に遭うことがなく確認はできませんでした。一般的な制動力にといては、純正と比較して可もなく不可もなくと言うところです。主な使い道が通勤用なので限界付近での使用では多少の差はあるのかも知れませんが?。どんなパッドを使うかによっても左右されると思いますから、ロ−タ−単品での評価は難しいですね。
それでも、ひとつ言えるのは寿命の点です。純正品に比べると半分以下(約45000km)の寿命でした、裏表の磨耗具合の差を考えれば、実際はもっと短命な気がします。
ヨ−ロッパの車はロ−タ−が消耗品扱いされていて、すぐに減ると聞いていますが、その流れを汲んでいるのでしょうか?価格的には純正の2倍以上で、寿命は半分ですからコストパフォ−マンス的には最悪ですね。次回の使用は考えたいと思います。
とは言うものの、今回は前回と違うパッドを組み合わせていますから、また違った結果が出てくる可能性はあります。その辺のところを注目してみたいと思います。
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