今回はブレ−キパッドの交換をレポ−トしてみました。
わけあってリアのみの作業しかありませんが、ご容赦ください。
では、ごゆっくりどうぞ!
今回はエンドレスのNA−Mを選択しました。ダスト量を抑えたノンアスのパッドです。 ★用意したもの
パッド、ディスクブレ−キグリ−ス、ブレ−キクリ−ナ−、針金、当て馬、当て馬のパッド、各種工具、画像にありませんがハブラシ
先ずはジャッキアップ。リアのみ上げるので前輪にストッパ−をかましておきます。ジャッキアップ時に動きだすのを防げます。 キャリパ−下部のロックピンを緩めて抜き取ります。締め付けトルクは2kg±0.4です。画像をクリックすると裏側からの画像があります。
ロックピンを抜いたら、キャリパ−を反転させ針金で吊っておきます。こうしておくと作業の邪魔にはなりません。
左後輪の様子。パッドインジケ−タの動作音が聞こえていたのがこの部分ですが、パッドの磨耗状態はどうでしょうか?それは作業後記で・・・
キャリパ−を反転させれば、あとはパッドを横に引くだけで取り外せます。前回はstiのパッドを使用していました。パッドの横にあるのはシムです、清掃して再利用します。
無くてもよいのですが、あるものは使います。
新旧パッドの比較。新品の厚さは10mm、古いものは2mmまで減っていました。
 今回使用するエンドレスにはバッドインジケ−タはありません。
新品のパッドにシムをセットします。シム1枚の方が外側、2枚の方を内側(ピストン側)にしておきます。パッド自体には外内の区別はありませんので、シムの枚数で区別されることになります。 キャリパ−サポ−トのパッドのセットされる部分の上下にバッドクリップがあります。グリ−スやダストで強烈に汚れているので、組み立て前に外して清掃しておきます。
取り外したパッドクリップ。清掃後グリ−スを塗っておきます。パッドとの摺動部は擦られて光っているので、その部分と周辺部にディスクブレ−キグリ−スを塗ります。間違ってもタダのグリ−スを塗ってはいけません。 パッドクリップを元に戻し、新しいパッドをセットしたらピストンを押し戻します。パッドが減った分ピストンが突出してますからね。専用の工具もありますが、かなづちの柄で代用しました。この際、キャリパ−をしっかり手で支えながら作業しましょう、さもないと支点ピンを曲げてしまいます。ここでも画像をクリックすると、戻し前のピストンがおいてあります。
先にピストンを押し戻すし書きましたが、この時に注意したいことが一つ。マスタ−シリンダのリザ−ブタンクの中身に注意しましょう、ピストンを戻した分だけ液面が上昇しますのでヘタをすると溢れてしまします。画像は戻し前のレベルです。 画像はリアの片側のピストンをもどした後のレベルです。微妙に液面が上昇してますね、画像クリックとリア両方を戻した後のレベルが見られます。ちょっとわかりにくいかも?
話が前後してしまい恐縮ですが、パッドをセットした状態です。ピストンを戻したらキャリパ−を元に戻します。作業ももう一息といったところでしょうか。
セット済みのパッドの様子。パッド上下の凹部がキャリパ−の凸部にはまるわけですね。この部分にディスクブレ−キグリ−スを塗るわけです。
キャリパ−を戻す際にちょっとご注意。
支点ピンにあるゴムカバ−が外れていないかチェックしてからキャリパ−を戻しましょう。案外と外れやすい部品です、外れてたら元に押し込めば良いだけですけどね。
キャリパ−を戻したら、ロックピンをセットします。ネジ部やストレ−ト部にゴミなどが付着してないか確認し、ゴミがついていたら清掃しておきます。締め付けトルクは2kg±0.4となっております。
ロックピンを外す時にも気付いたのですが、ロックピンとスタビリンクが少しだけ干渉してました。しかし、反対側の作業では干渉はなかったので、スタビの位置が微妙にズレているようです。
作業後記
 さて、今回はリアのみの作業でしたが、ちょっとワケがありました。
過去の経験からするとフロント右(運転席側)が一番磨耗したのですが、今回はリアの左が一番先に磨耗してしまったようです。パッドインジケ−タが作動してキシィ−という音が発生し、しかたなく?交換とあいなったわけであります。年内はもつかと思っていたのですが・・・フロントはまだもちそうです。
 前回のパッド交換から約45000kmでの交換です、前回はstiのスポ−ツパッドを使用しましたが、スリットロ−タ−との併用もあったせいでしょう、寿命は短いようですね。そう感じますがどうでしょう?

 異音を発生した部分のパッドは残り厚さ2mm、反対側のパッドの残り厚さは4mmでした。本当はもっと減っていることを予想していたのですが、案外と残りが多く、ちょっとハヤマッタかな?という感じもしています。

 ではここで、stiパッドについて少し・・・
裏金がピンク色でカッコイイです、純正以外のパッドでは唯一パッドインジケ−タが付いています。性格としてはエンドレスのNA−Yあたりと同じようです、効きがいいかどうかはロ−タ−と同時交換だったため単品の結果はわかりません。でも、悪い印象は全くありませんでした。これ以前に使っていたレ○スペックはノンアスとメタルのハイブリットでしたが、両者の利点を兼ね備える反面、両者の欠点も兼ね備えていた様で、ロ−タ−がすごい減り方をした覚えがあります。材質の違いによる摩擦係数の違いによるものと思いますが・・・。それに比較するとstiパッドはとても良い製品と言えると思います、鳴きも皆無でしたしね。スリットロ−タ−による影響でしょう、パッドの減り方もとてもキレイな減り方を見せていました。スリットがパッド面を削ってクリ−ニングするというのは本当らしいですね。