テ−ルランプとフロントタ−ンニングにバルブ交換です。作業は難しくは無く、手軽にできるものと思います。ただ、バルブのワット数などを間違わないように注意したいところです。
用意したバルブ。
LEGACYでは、テ−ル、タ−ンニング共12V21Wを使用しています。ただし、テ−ルはストップランプ兼用なので、ダブルフィラメントのものを用意します。
リア・コンビネ−ションから作業しました。多種のランプが一体化してるのでコンビネ−ションと言われているようです。まずカバ−を外しますが、下2ヶ所のフックに指をかけて引っ張るのですが、実際には一番下のスリットに指をかけて引っ張る方が簡単にはずせると思います。
バルブの取り外しは、ソケットをつまんで左に回すと外れます。回す角度は30゜位でしょうか?止まるところまで回して手前に引っ張ると・・・
カバ−を外した様子です。上から順にテ−ル・ストップ、タ−ンニング、リバ−スとなっています。
ソケットとバルブがセットで外れてきます。
バルブは2本のピンでソケットに固定されるスワンベ−スと呼ばれる形状です。ちょっと押し込みながら、左に回すと外せます。
 取り付けはバルブを押し込みながら右に回します。抜けてこないことを確認しましょう。
新旧のバルブ。
左が古いもの、右が新しいものです。
古いほうは、表面が白く曇っていました、ホコリなどが付着したものと思います。ふき取るとキレイにはなります、レンズが黒くなっているような傾向は見られませんでした。
バルブを組み込んだソケットを元の位置に差込み、右に回して固定。ちゃんとセットされているか確認しましょう。
3ヶ所いっぺんに外しても、ソケットのフックの位置がそれぞれ違うので、間違うことはないのですが、ひとつづつ作業したほうがやりやすいと思います。画像は参考までに全部外しただけです。
画像は左コンビネ−ションのものですが、右コンビネ−ションでも作業は同じです。
 右上に白いものが見えますが、これは防音目的で充填したウレタンフォ−ムの一部ですので気にしないで下さい。

 全てのバルブ交換が終わったら、カバ−を元通りにセットして作業終了です。
続いてフロントタ−ンニングバルブの交換です。ボンネットを開放後、矢印のビスを外してやります。 ビスを外したら、ユニット全体を前方にスライドさせてやります。ビスで固定されていたフランジ部が、ヘッドライトホディ−に当たるので少ししか前進はしません。
前方らスライドさせた後、ユニットの後方を外側に回すようにして、さらにヘッドライトボディ−とフェンダ−のスキマからフランジ部を通過させてユニットを分離します。知恵の輪のような状態ですから、無理な力をかけめのはご法度です。 分離したフロントタ−ンニングユニット。
あとは配線のコネクタ−で切り離せば取り外し完了となります。
取り外したユニット。
白いソケットを左に回してバルブを交換します。矢印で示したピンが車体側にはまってユニット後方を支持しています。
バルブソケットとユニットの嵌合部。
リアと同じですが、フロントはパッキンが入っています。組み立て時は異物のかみ込み等に注意したほうがいいですね。
タ−ンニングユニットを外した車体側。
矢印の穴に前述のピンが差し込まれます。
また、奥に見える白い物体はラジエ−タのリザ−ブタンクです。
ユニットの組み込みはといえば、取り外しの逆で、まずはフランジ部をフェンダ−とライトホディ−のスキマから差し込みます。
 この後、ユニットを車体側に沿わせてやります。
前述にもありましたが、ユニット後部のピンを車体側の穴に差し込むのですが、実際の作業では目視できないので・・・・ ユニットをフェンダ−のヘコミに合わせて後方にスライドさせます。これでピンと穴はかみ合いますので、あとはフランジ固定のビスを取り付ければ作業終了です。
 バルブの交換が終わっても、それで交換作業は完了ではありません。最後に点灯チェックをしなくてはなりません。各ランプの点灯状態を見るのですが、一人でもやれますが、出来れば誰かに見てもらったほうが話は早いです。もし、点灯しなければ、作業ミスや接触不良、バルブの初期不良などが考えられますので再チェックの必要が有りです。灯火の不備は大変危険ですからチェックはきちんと実施したいところです。


 バルブは?・・・・・電球のことをバルブと呼ぶのはなぜでしょう。電球も電気回路の一部ですが、フィラメントが切れたらどうなるでしょう?そこで回路が切断されてしまいますから通電は出来ません。つまり、任意ではないのですが、回路を遮断する機能をあわせ持つので、遮断バルブ(弁)。電球=バルブと呼ばれたりするワケですね。