最近よくありがちな事。
アイドリングが下がり過ぎたり、アクセルオフ時にエンジンが停止したりする事。以前にも経験があり、その時には、スロットルの清掃で回復したのだが、今回はスロットル清掃だけでは、状況が改善しない。更にファーストアイドルの不調も見られる。
 ISCVもクリーナーで清掃してみたが、状況は同じ。ISCVのコネクタを外してエンジンを始動。その後、コネクタを差し込むと、アイドリングが上昇するので、ISCVは機能しているらしい。あやふやな機能点検とは思うが、他に方法もないので、次の手に移行。しかたないので、ISCVを外してみる事としてみた。
 外すだけでは興がないので、ワンウェイバルブとスペーサも交換することとする。ひょっとしたら、こちらの方が効果があるかも。
用意したもの。
ガスケット。厚さは1mm。もう無いかと思ってましたがありました。
用意したもの
ワンウェイバルブとスペーサ。
こちらもまだありました。
その他、エアホースと冷却水のホースを用意しました。
ワンウェイバルブは裏表がありますが、円錐状にへこんでいる方がマニホールド側。 ISCVを外すにあたって、○印のボルトがインタークーラーのブラケットに接近しているため工具が入りません。よって、インタークーラーも外します。
ISCVを外した状態。半年前にクリーナー清掃してありますが、そのせいもあってか思いの他、汚れは無いように見えます。
スペーサとワンウェイバルブも外した状態。
黒く煤けてはいますが、詰まりなどはありません。
画像がボケていて恐縮ですが、ISCV本体は、がっかりするほどキレイな状態でした。
クリーナーだけでも十分効果はあるように思います。この時点で、無駄な作業をしてるのでは?と思い始める・・・。
せっかくなので、念入りに清掃にマネごとをしたあとですが、ISCV自体は分解不能なので作業はここまで。バルブの動きもスムーズなので良しとしておきます。
新品のワンウェイバルブとスペーサを取りつけて、元通りに組み立て。 ガスケットの新旧比較。
右が旧品、左が新規品。
形状が違っていますが、機能は同じ。
作業後記
ISCV清掃による効果はあったのか?。
結論から言ってしまえば、たいして効果なし。
アイドリングの低下は今も見られるし、ファーストアイドルもイマイチ。
ただ、アクセルオフでエンジン停止の憂き目に遭うのは無くなったようではあり、これだけでも、ありがたい話ではある。
 40万キロ超の経過からすると、ISCVについてはクリーナー清掃だけでも十分機能は維持できそうに思います。外した部品を観察してみましたが、ワンウェイバルブは多少煤けてはいますが、ヘタリや欠損は無く正常。スペーサは、ヘタリにより。全長が0.5mm程度縮んではいました。ガスケットもあるので、エア吸いは無かったものと思いますが、もし効果があったとするならは、スペーサの交換が○だったのかも知れません。
 また、ISCVを外す際、エアや冷却水のホースを抜きますが、これが全て硬化しており、抜き取る際にひび割れたりしましたから、これらを同時に交換できたのは、今後の安心材料といって良いでしょう。