マルシェのエキパイの続きです。
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 エキパイ装着状態図2。ハイヒ−トコ−ティングのせいでしょうか、とてもキレイで目立ちます。
O2センサ−が新しいのもうれしいかぎりであります。
 右下にある山吹色の物体は私の作業服です。
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 エンジン左側より見る。こちらサイドは結構殺風景ですね。純正品と比べると、とても軽そうに見えます。(実際軽いですけど)
 エキパイの左に見えるのが、ウォ−タ−ポンプです。
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 オイルフィルタ−周辺の様子。非常に狭苦しくなります。フィルタ−は熱の発生源に囲まれてしまうわけです、とはいえ油温の異常上昇等は発生しません。
<エキパイ交換後記>
 エキパイ交換時の注意点(私なりですが)

1、熱い時には作業しない。(やりようも無い?)

2.ボルトを緩める際は気合が必要。 初めて緩める時は、たいがいボルトが焼き  付いていると思いますので思いっきりトルクを掛けてへし折る覚悟がいると思  います。特にエキパイとジョイントパイプの接合ボルトはその傾向が強いよう  です、その他のボルト・ナットは案外素直に緩むと思います。

3.O2センサ−の取り外しは出来るだけ丁寧に行う。 乱暴に扱うと壊れる場合  があります。

4.取り付け面はきちんと清掃する。 メタリックパッキンを使用しているのでパ  ッキンの残留は無いはずですが、カ−ボンの付着等はあるのでスクレ−パ−や  クリ−ナ−を使って清掃しておきましょう。

5.取り付けの際はバランス良く。 各ボルト・ナットはいきなり締め込まず、各
  フランジが密着するよう、様子を見ながら徐々に締め込みましょう。ガス漏れ
  するとショックが大きいです。

6.耐熱クロスは使用する? 賛否両論だと思いますが、熱害を防ぐには一番手っ  取り早い方法なので私は推奨します。排気熱の流失による効率ダウンの防げそ  うですし・・・。でも、良い事ばかりではありません、保温される事による熱  負荷の増加によるエキパイの劣化があるのも事実です。まぁ、街乗り程度なら
  問題ないですけど。
<エキパイ インプレ>
 まずエンジンをかけましょう。音が違う事に気づきます、純正品にくらべて音は幾分静かになっていますが、排気干渉の緩和によるものと考えられます。 
 実際に走ってみるとスタ−ト時の取り扱いがしやすくなっています、低速トルクが増加しているのだと感じます。これは非常にありがたいことであり、EJ20タ−ボエンジンは低速トルクが弱いようなのでこれを補うことが出来ます。他の自動車から乗り換えた方は特にそう感じるのでは?
 中高速ではあまり変化の程は感じないのですが、加速はスム−ズになりますね、
シングルタ−ビンなので元々段つきはありませんが気持ちいいです。ECUの変更はしていませんが、現在の仕様で問題は発生していません。排気温度や油温も変化なしです。
 燃費の方はと言えば、若干の向上があるようです。低速トルクの増加が影響しているのでしょうか、とてもありがたいところです。

 良い事ばかり見ててもつまらないので悪いところも見てみましょう。本文中でも触れていますが、エキパイ前方とボディ−下部のスキマが狭くなります、熱害は発生していませんがラジエ−タ−のドレンが緩めにくくなってしまいます。ただでさえ緩めにくい場所ですから尚更です、四六時中はずすものでもないのが救いでしょうか。あと、水溜りに突っ込んだ時の水蒸気はすごいですね。ノ−マルと違って遮熱カバ−なしの直接だから当たり前なのですが。
 とはいえ、一番の欠点は値段が高いと言うに尽きますか?


 ではここで純正エキパイとマルシェ・エキパイの重量を比較してみましょう。
純正エキパイ     12kg
マルシェ・エキパイ  6.7kg
重量差        5.3kg
 上記のごとくの重量変化があります。フロントパイプ交換の最後でも記していますが、この軽量化による恩恵は結構大きいものあります。
<O2センサ−交換による思わぬこととは?>
 本文中で触れたことですが、O2センサ−交換以前は降雨後や洗車後のアイドル不調に悩まされました。このことについては以前からいろいろと様子を見てはいたのですが、結局直らずじまいでありました。
 しかし、今回の交換で前記の問題はあっさり解決されてしまいました、意外な落とし穴と言った感じではあります。実を言えばひょっとしてコイツが原因か?と疑ってはいたのですが交換する踏ん切りがつきませんでした、なにせ高そうですから・・・。